帆希からシャンタルへ
鈴ちゃん(帆希)には、多くのご希望をいただき、お見合いをしてくださったご家族は、どのお宅にお願いしても帆希が幸せになれることは間違いないと思えるご家族でした。
帆希をお願いできるのは、1件のお宅のみで、それがとても心苦しく、同時に、たくさんの犬が命を消されている現実を思い、オーストラリアンシェパードは無理でも、帆希に似た犬はいそうだし、もしかしたらご縁があるのではないかと思いました。一方で、帆希がいいというご家庭に別の犬を紹介するのは、失礼ではないかとも思い、ずっと迷っていたのですが、帆希の避妊手術の日の朝、センターから引き出して家族探しをしておられるボランティアさんに帆希の写メールを送りました。
返ってきた返事は、「1時間早く連絡をいただけていたらよかったです。今朝処分された中に、似た子が何匹がいました。」というものでした。くよくよ考えないで、前日のうちにメールしておけばと悔やみました。
その日の夕方、帆希の手術で病院にいましたら、「この子はどうですか?」というメールとバーニーズのような犬の写メールが届きました。薄暗くてはっきりしない画像でしたが、その子を見たとたん、帆希に似ているとか似てないとか、そんな思いはすっ飛んで、帆希とは関係なく、この子を引き出してもらいたい感情だけが沸きました。それが、シャンタルです。
処分されたと思われた日、何かの事情で処分が行われなかったのです。シャンタルは持ち込みだったので、即日処分の運命でした。たまたまその日だけ、処分がなく、1日生き延びたのでした。
何度も何度も、送られてきた写メールを見て、早く会いたいと気持ちがはやりました。他のボランティアさんに運搬をお願いし、新座犬猫里親会の日に、無事に引き渡していただきました。
連れ帰った日のうちに、帆希とお見合いしてくださったお宅で、先住ワンちゃんを亡くされたご家族にシャンタルの画像を送りました。ただし、帆希に似た子を探しましたというようなことではなく、こういう子もいますので、他のボランティアさんの家族募集の子たちも見てご検討くださいという形で紹介させていただきました。
そのご家族とはご縁はありませんでしたが、帆希の募集をきっかけにブログを見てくださっていたご家族から、募集開始早々にご希望をいただき、今週末正式譲渡になります。
シャンタルもまた、帆希がいなければこの世に残ることができませんでした。複数のすばらしいご家族が帆希とお見合いしてくださったことで、ぎりぎりのタイミングで助けられた命です。帆希からシャンタルに渡された見えないバトンは、シャンタルのお守りです。
















































































































































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